4種類の音楽療法、自分に合ったものを選びましょう。

前回に引き続き、今回も音楽療法について書いていきたいと思います。

やはり調べれば調べるほど奥が深いですね。音楽療法には大きく分けて4つの種類がある事をご存知でしたか?あなたにあった治療法が見つかるかもしれません。心身ともに疲れてしまった人にぴったりの音楽療法で、一緒に少しでもリラックスしてもらえたら嬉しいです。

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●能動的音楽療法
・特徴
患者と一緒に歌を歌ったり、楽器を演奏する、簡単な曲を作る、リズムに乗って踊るなど、患者が自発的に行う音楽療法です。例え歌や楽器が苦手でも、音を出すことによってストレスが落ち着いたり、精神的な部分で気分転換促す効果があります。
・期待できる効果
心身とも健康状態の回復・向上。

 

●受動的音楽療法
・特徴
刺激療法、鑑賞療法がある。主に音楽鑑賞などを行います。
・期待できる効果
感情の表出・ストレスや緊張の緩和が期待できます。

 

●個人音楽療法
・特徴
音楽療法士とマンツーマンで治療を行うことができます。
・期待できる効果
マンツーマンだからこそ患者に対して細かなケアができます。

 

●集団音楽療法
・特徴
5人以下の小集団から50人の大集団まで、複数人で行います。
・期待できる効果
集団で行うことで、協調性を引き出します。

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音楽療法には不安や緊張をなだめる効果が期待されるだけではなく、メロディを聴いてリズムに乗せて身体を揺らすことで脳を活性化することもできるのです。また、歌うなど声を出す行為は脳の血流量もよくなりとても良い刺激になるのだとか。

精神的につらい状況では、不安や孤独感といったものを感じやすくなります。閉じてしまった心の扉を開くためにも、音楽を通じて自信を取り戻し、周囲とのコミュニケーションがうまくいくきっかけを与えてくれるかもしれませんね。

残念ながら現時点では、日本の音楽療法士の人数は多いとは言えません。実際にそのような専門的な音楽療法を実施している施設も少ないでしょう。
いつの日か音楽療法がもっと一般的に広く取り入れられ、誰もが音楽を通じて笑顔になれる日が来ますように。