なぜ病院ではBGMが流れているのでしょうか?
病院や歯医者など、待合室ではゆったりとした音楽が流れていますよね。病院におけるBGMの効果とはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は病院のBGMに注目して書いてみようと思います。
病院でBGMを流す驚きの効果
・緊張や不安を和らげる
待合室には患者が緊張や不安を抱えて待っています。BGMを流すことでそんな患者の緊張や不安を緩和させることができるのです。流れているBGMも激しいものではなく、人が自然とリラックスできるヒーリング効果の高いBGMが使用されていることがほとんどです。確かに病院へ行った時に待合室が無音だと、気分が滅入ってしまうかもしれませんね。
・検査結果を明確にするためにも大切
検査や治療の前に緊張や不安を抱えたままだと、過剰に血圧が上昇してしまったり、心拍数が早まるなど、正しい検査のデータが取れなくなってしまうこともあります。人の心と身体を落ち着かせて正しいデータを取るためにも、BGMを流すということはとても大切なんですね。
・個人情報漏洩の防止
BGMを流す効果として、診察室からの個人情報が漏洩してしまうのを防ぐという効果もあります。無音の状態ですと、診察室での患者と医師のやり取りが丸聞こえになってしまいます。
・手術中も安心感を与える
診察中だけではなく、手術中にBGMを流すのも効果的です。特に、患者の意識がある中で行う局所麻酔の場合は、何も音楽が流れていない場合ずっと緊張状態が続いてしまい、患者の考えがマイナスに働く恐れがあるとの事です。しかしBGMを流すことで、緊張や不安を緩和させたり、意識を紛らわせたりすることができる事に繋がり、患者に安心感を与える事が出来ます。実際に、手術中は自分の希望する楽曲を流してくれる病院もあるみたいですよ。
最後に
患者がリラックスできるだけではなく、医師の集中力も向上させるとも言われています。普段は何気なく耳にしているBGMにも、これだけの効果があるという事に驚きですね。今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。